教えて後藤社長!建物の保守管理をするときの基礎知識

Last Updated on 2025年2月12日 by nekoto

「建物の保守管理に関しての知見を深めたい」
「建物の保守管理って具体的にどんな仕事をするの?」
「後藤悟志社長(太平エンジニアリング)のプロフィールが知りたい」

これから建造物の保守管理をしようとしているならば、いろいろな内容を知っておかなければいけません。
管理に関しては基本的に資格を所有している人が行うものです。
何の資格も所有していないのに保守管理をしようとしても、実際は難しいでしょう。
ここで言う建造物とは一戸建て住宅のようなところではありません。
どちらかと言えば、ビルやマンションなどの大きな建造物を指します。

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後藤悟志
建物管理業務|ビル管理|新日本管財株式会社

後藤悟志社長から見た保守管理という仕事

保守管理と言うのは、一般的に電気や水道あるいはガストいったものになりますがこれらを管理することでそこで働く人やそこに居住する人の安全性を確保することが目的になります。
つまり完了しなければ、危険な目に会う事は言うまでもありません。
現在ビルや工場あるいはマンション等を利用している場合、何十年も安全安全に使うことができているとすれば、それは保守管理のお力のおかげといえます。
ちなみに干し完了するのはオーナーではなく、専門の会社になります。
もちろんオーナーが資格を取得していても良いですが、通常1人で全部を見て回ることができませんので、どちらにしろ専門の会社に依頼することになるわけです。

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消防関係

この時どのような内容のものがあるかと言えば、1つは消防関係のものになります。
建物の中に防火扉と呼ばれるものがあることを知っている人も多いかもしれませんが、この防火扉がしっかりと稼働するかどうかも重要な役割を果たしていると言っても良いでしょう。
防火扉と言うのは、火災が燃え広がるのを防ぐ役割があります。
木造の建物ではあまり意味がありませんが、鉄筋コンクリートの場合は扉を使うことにより炎の勢いを閉じ込めることができます。
この勢いを閉じ込めることにより、火災による被害を最小限に防ぐことができるわけです。
それと同時に、扉を閉めることだけでは火災を防ぐことができません。
基本的に炎を消さなければいけませんので必ずスプリンクラーが設置されています。
どのような大きな建物であっても、天井にスプリンクラーが設置されていることになりますが、この場合であってもそのスプリンクラーがあっただけで作動しなければ意味がないといえます。
それこそ、何のためにお金をかけてスプリンクラーを設置したのか分からなくなるでしょう。

定期的なスプリンクラーの点検

そこで、定期的なスプリンクラーの点検を行っています。
お椀のようなものを当てて、動くかどうかと言う点検を行うことが多いですが、半年あるいは1年に1度を行います。
点検した結果、問題が生じている場合にはすぐに元通りに戻さなければいけません。
火災ではありませんが、ガス等も多少火災に関係してくるものとして知られています。
ガス自体がうまくとっていなければガス漏れを起こしている可能性があり、ガス漏れ探知機が作動しますが、これが作動するかどうかも事前にチェックをしないといけないところです。
ただ最近は、ガスを使用していないところもありいわゆるエコシステムのような形で電気だけ使っているところもあるわけです。
これにより、基本料金を支払わなくて良いことに加え、返信が楽になると言うことも考えられるでしょう。

電気の点検

ガスに問題がなければ、今度は電気の点検が大事になります。
電気の点検は、基本的にとても重要になります。
現在ビルの中やマンションの中で電気を使わない部屋は1つもありません。
必ず電気を使っていますが、これはライトと言うだけでなくパソコンや電話あるいはファックスといったものを全て電気で動いています。
ガソリンで動いているようなファックス等はありませんが、それだけ電気が便利だからと言えるでしょう。
電話がつながらなければメールもつながらないといった状態では、仕事をしていても心もとないです。
またマンションに住んでいる場合も、家に帰ってきたけども電気がつかないと言うのでは話になりません。
パソコンを開けたけども電源がつかないと言うのと同じ位の状態です。
そのためには、各自で充電パックなどを持っている必要があるわけですが、そこまでしなくてもそもそも、点検さえしっかりしていれば問題ない状態といえます。
電気に関しては、停電の恐れもあるためそのための対策も考えておきましょう。
小さな建物であれば仕方がないですが、大きな建物の場合はその会社の中で電気がないならば仕事が一切できないと言うこともあります。

まとめ

この時には、自家発電などを設置しているケースが多いです。
自家発電といっても、それほど長い時間使うことができませんが、即座に対応しなければいけないこと等があった場合は、その時間発電を使うことで対応することができるかもしれません。
エレベーター管理に関しても、学ぶところがたくさんあります。
エレベーターの保守点検をしないと、ワイヤー等が劣化しており下に落下してしまう可能性もあります。
日本のエレベーターは、法定点検が施されており1年に1回点検しないといけません。
これにより、エレベーターが落下することや途中で止まってしまうことをすぐことができます。