ベンチャー企業を立ち上げる前に考えること

Last Updated on 2025年2月12日 by nekoto

「ベンチャー企業の立ち上げを現在考えている」
「ベンチャー企業を立ち上げる際の注意点を知りたい」
「会社経営が失敗する理由が知りたい」

将来的にベンチャー企業を立ち上げたいと考えている人が多いでしょう。
特に20代から30代にはそのような人が多い傾向にありますが、それ以前に考えておきたい事は一体何でしょうか。
基本的に、ベンチャー企業に限らず会社を立ち上げると言う事はそれほど簡単なことではない成功者の話などを聞くと、それが当たり前のように感じてしまいますが、実際には失敗の連続になります。
そして、数字からもわかるように3年以内に倒産する会社は立ち上げた会社会社のうちの80%と言われており、5年以内になくなる会社が90%になりますので、ほとんど生き残ることができないわけです。
これ以上続けたいならば、わずか1割の中に残るしかありません。

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【参考】長浜大氏は、「ベンチャーサポート」や、「ダイナミックフルーツ」の代表取締役を務める人物です。
ベンチャーサポート長浜大経歴

ベンチャー企業が失敗する理由

これに関しては、とにかく続けることが大事だと言う人もいます。
確かに、続けなければ5年ぐらいは持つかもしれませんが、だからといって大赤字の中5年間会社経営を続けてもかなり苦しい状態になります。
そもそも人はなぜ、失敗をするのでしょうか。
それは何かに挑戦するからです。
つまりベンチャー企業を立ち上げたいと言う事は1種の挑戦であり、挑戦をする以上は必ず失敗すると考えて良いでしょう。
ですが、失敗をするにしても確実に致命傷にならないようにすることが必要です。
つまり規模を小さい状態にしておき、その段階で失敗をするならばそれほど大きな傷をことありません。
絶対に失敗することがわかっているならば、その失敗の段階を最小限に留めておくことが必要になります。

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3年から5年ぐらい経営すれば一通りの失敗を体験する

おおむね3年から5年ぐらい経営すれば、一通りの失敗を体験することができるでしょう。
その中で壱発致命傷のものがあれば、そこで終わってしまうと言う意味になります。
それ故、とにかく致命傷にならないようなうまい逃げ方を考えておかなければなりませんが、1番良いのはカムバックできるような仕組みを整えておくことです。
具体的に言えば、例えば会社経営をする場合でもまだサラリーマンの段階からスタートすることが有効になるかもしれません。
サラリーマンのメリットはなんといっても、安定した収入を得ることができることです。
これは経営してみて初めてわかることかもしれませんが、はっきり言えば会社経営をして1年目で黒字にする事はほぼできません。
何度か会社経営を繰り返しており、そのノーハウを知っていれば別ですが、そうでなければいきなり黒字化することなど不可能に近いといえます。
それ故、失敗した場合カムバック出来るように毎月の収入だけは安定させておきましょう。

会社に勤務しながら少しずつ会社経営を広げていく

これから辞める会社であっても、とりあえず軌道に乗るまでは続けるのが良いです。
そうすると、なかなか新しい会社に時間を割くことができないかもしれませんが、それはある意味正解かもしれません。
大抵の場合、新しい会社を立ち上げると色々と挑戦しようとしますが、あまり焦りすぎてしまい、失敗するケースが多くなるわけです。
つまりゆっくり活動すれば失敗を最小限に抑えることができたにもかかわらず、焦りすぎて転んでしまうようなことが十分に考えられます。
これを避けるためには、会社に勤務しながら少しずつ会社経営を広げていきましょう。
規模を広げることにより、やがていろいろな経験を積むことになります。
では、その後どのようになるかと言えば大抵の場合3年位の時期は赤字の状態が続きますので、まず利益になる事はありません。
たまたま利益になったとしても、それが3ヶ月続く事は珍しいといえます。
石ノ上にも3年と言う言葉がありますが、少なくとも3年ぐらいは継続的に続けてみましょう。

止めることも重要

もしその中で、自分には向いてないと感じられる場合にはそこでたたんでしまっても問題ないわけです。
続けることも重要になりますが、実は止めることも重要であることには違いありません。
要するに、続けることばかりが正解ではなく、退くことも大事になります。
人生は、それほど長いものもありませんが短いものでもありません。
その中で、自分に向いているものと向いていないものがあります。
自分に向いているものであれば、何年か行ううちに次第につぼみになり花がひらく時が来るでしょう。
しかし自分に向いていないものならば、どれだけ努力をしても結果が出ないことになりますこの判別はなかなか難しいですが、本気で3年ぐらい行えば大体自分に向いているかどうか分かります。
これ以上伸びないあるいは伸びても苦痛だと思われる場合には、思い切って別の業種にするか会社を畳んでもう一回スタートしても良いかもしれません。

まとめ

多くの人は、1度か2度は大きな失敗をしますが、仮に会社をたたんだとしてもそしてそれが失敗だったとしても働いている状態ならば十分にカムバックできます。
気をつけておきたいのは、いくら会社勤務しているからといって無理な借金を背負わないことが大事です。
最初のうちはなかなかお金がありませんので、借金を背負ってしまうケースもあるかもしれませんが、できるだけ最小限に抑えることが必要です。