鉄道模型の魅力を知りたい!?横山氏いわく模型鉄は鉄道マニアの一つ

Last Updated on 2025年2月12日 by nekoto

鉄道模型を集めている、このような鉄道マニアを模型鉄と呼びます。
鉄道模型には、HOゲージやNゲージなどの種類の他に、ZゲージやOゲージなどの規格も存在しています。
一般的には、NゲージやHOゲージを対象にして言うケースが多いのですが、これらの規格がどのようなものであるのかご存じでしょうか。

鉄道模型におけるゲージ

鉄道模型におけるゲージは、鉄道軌条の内側の幅を意味するものですが、鉄道軌条の内側の幅は実際の鉄道会社の線路幅を意味するもので、この鉄道軌条の内側の幅を一定の縮尺にしたものがHOやNなどの名称に相当します。
HOゲージの線路幅は16.5mm、これは実際の鉄道の1/80のスケールに相当するものといいます。
ただ、国によってはスケールが1/87のケースもありますので海外の模型を購入するときには注意が必要です。
日本の中ではHOゲージよりもNゲージの方が普及しているといわれているのですが、普及している理由の中には値段が挙げられるのではないでしょうか。

Nゲージの線路幅は9mmで縮尺が1/148~1/160

Nゲージの線路幅は9mmで、縮尺が1/148~1/160です。
HOゲージよりも小型になるので値段が安いことがわかりますが、日本の住宅は諸外国と比べると狭いなどからも、鉄道模型を楽しむための空間も限られてしまいます。
そのため、コンパクトサイズのNゲージへの需要が日本の中では高めであるということです。
縮尺は小さくなればなるほど繊細な再現ができなくなる、一方で縮尺を大きくすると繊細な再現はできるけれども価格そのものが高額になるし、日本の住居内で模型を楽しめないなどの弱点もあるわけです。

鉄道模型の魅力

価格で選ぶ人はNゲージを選択するけれども、価格よりもリアル感を重視したい鉄道マニアはHOゲージを選ぶなどの違いがあるようです。
鉄道模型の魅力は多種ありますが、その中でも現在では運行していない、廃線や廃止などで姿を消した車両を手にできることではないでしょうか。
一昔前までは寝台特急でもあるブルートレインが運行していましたが、高速移動の時代において利用者の数が激減、これに伴い寝台特急の大半は姿を消しており一部の寝台列車を除けば姿を目にすることはないわけです。

ジオラマを製作して楽しんでいる人も少なくない

鉄道マニアには、写真を撮影する撮り鉄や列車に乗ることへの魅力を感じている乗り鉄などの種類があるけれども、鉄道模型にはモノを集める魅力と姿を見ることができないSLや貨物列車、そしてブルートレインなどを手元に置いて置ける魅力があるのではないでしょうか。
ところで、鉄道マニアの中でも模型鉄と呼ばれる人々は、単にNゲージやHOゲージを集めるだけでなくジオラマを製作して楽しんでいる人も少なくありません。
ジオラマとは、展示物とその周辺環境・背景を立体的に表現する方法、このような定義がありますが、鉄道博物館などに行くと目にすることが多い鉄道模型の展示方法です。
さすがに、鉄道博物館にあるような巨大なジオラマを家の中に作ることは難しいのですが、その10分の1や20分の1などのサイズにしたものを自作して、部屋の中で観賞用として楽しむマニアの人も多いようです。

ジオラマはいつくらいから存在するものか?

また、家族などからの反対もあるためジオラマをコンパクトにできるよう二つ折りにして収納できるようにしている人もいるようですが、手先が器用でなければ中々できるものではありませんので、技術を持つマニアといっても良いのではないでしょうか。
ところで、ジオラマはいつくらいから存在するものであるのか、興味を抱く人の多いといえます。
ジオラマは、英語ではDIORAMAになりますが、このようなネーミングがつけられたのは19世紀の初頭とされます。
19世紀の初めころに、フランス人の風景画家で後に写真発明家として名を広めたルイ・ジャック・マンデ・ダゲール氏は、画家のジャック=ルイ・ダヴィッド氏の弟子のシャルル・マリ・プートン弟子シャルル・マリ・プートン氏とともに従来のパノラマに代わる、新しい投影装置を開発した、その装置の名称をDIORAMAとしたなどの歴史があります。

まとめ

画家がパノラマに代わる新しい投影装置を開発、これが現代におけるジオラマの元祖でもあり、明治時代には日本の中でも流行したといわれています。
鉄道模型の分野では、車両が走る部分のことをレイアウトと呼び、車両を固定しているものをジオラマ、このような区別があるようです。
鉄道博物館で見ることができる鉄道模型のジオラマは、電車が奏功しているシーンを目にすることが多いわけですが、模型がどのようにして動いているのか知らない人も多いのではないでしょうか。
NゲージやHOゲージに利用する線路は電流が流れる金属素材でできているのですが、ここに電源を接続して電流を流します。
車両の中にはモーターが内蔵されているものがあり、そのモーターを動かすため車輪から電源を供給する仕組みを持ちます。
ヘッドライトや車両内の照明、信号機や車両止めなど電源を設置することでよりリアルな空間を演出しているわけです。

横山 英俊